「そういやルーク、告白されてたねー」


学が思い出したように言うと、ルークはぐっと眉間にシワを寄せる。


「えっ!?うっそマジで!?」


「マジマジ。ルーク、顔は良いからねぇ」


そう言った学のすねが、ルークの長い足に容赦なく蹴られる。


「ね、それって渡辺美絢って人?」


涙目の学を横目にルークに訊く。


「あぁ」


「何て返事した?」


やっぱキレイな子だったし。


黙り込むルークの代わりに学が答える。


「『興味ない』ってバッサリ」


「うっわぁー」


ガチ告白だったら相手かわいそー。


そう言うと、ルークは眉をひそめた。