「じゃあ、俺は?」
小首を傾げてる、めちゃくちゃ犬みたいな学を笑って、莉央さんが訊く。
「莉央兄はオシャレ」
緩く1つにまとめてられてる、長くて明るい茶色は、莉央さんにすごく似合ってる。
「モデルとか、余裕で出来そう。あ、ルークもやれそうだよね」
と、潤佳ちゃんの言葉に頷く。
ルークには無視された。
「えー、オレはー?」
「学はー……カワイイ系なら狙えなくもなさそうな感じ」
「でも学は小心者だからムリ」
潤佳ちゃんがハッキリキッパリ言うと、学は項垂れる。
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