宮間探偵事務所事件ファイル 2




「はいはい、お茶ですね。紅茶でいいですか?」


テーブルの上にカップが1つもないのを見て、ルークに訊きながら立ち上がる。


「あ、俺やるよ?」


学がそう言って立ち上がろうとするのを、莉央さんと潤佳ちゃんが止める。


それもそのハズ、学が淹れたお茶はとてつもなく渋い。


初めて口に入れた時、思わず噴いた。


何がどうしてこうなった!?と叫んだ。


最初、『W・R探偵事務所』を訪れた日、ルークがしかめっ面で10階から下りてきたけど、それは学のせいだったようで、口直しの飲み物を買いに行く途中だったらしい。


学自身、そんな事をしているにも拘わらず、自覚がないから恐ろしい。