「曖昧じゃない。 舞ちゃんは俺の特別だって言ったじゃん。」 「……信じられない。 ごめんなさい。」 立ち上がって部屋を出ようとするあたしの腕を力一杯彼が引く。 「待てって! なんで信じられない? 俺が遊んでるから? 確かにふらふらしてるから、不安だと思うよ。 だけど絶対舞ちゃん泣かせたくないって思うし…」 「あたしが前の彼女忘れられたか聞いた時、すぐに否定しなかった。 誤魔化そうとした。 そんなの信じられない。」