「あははっやべー。 可愛いな、本当。」 ギュッと抱き締められて、胸の苦しさが引いていく。 「なんか、舞ちゃんは特別なんだよ。 ずっと見てたい。 ………キスしてもいい?」 不意に見つめ合って、顔が近付く。 フワッと香る香水にまた泣きそうになる。 段々深くなっていくキスに、彼の大人な部分を感じる。 何度も帰り道の車の中でキスをした。 まるで恋人のように。