中には
個室の便器にぐったりとした
恋音がいた
私はおそるおそる
恋音に近づいていった
すると
恋音の後ろにしゃがんで
背中をさすっていた柚樹先生が
よけてくれた
私は柚樹先生と入れ替わりで
そこにしゃがんで声をかけた。
心 :「大丈夫?」
恋 :「ごめん…」
心 :「なんで謝るの? 吐いた?」
恋 :「ちょっとだけ…」
心 :「そっか、喘息出てない?」
恋 :「今のとこ大丈夫…」
専門的に医療について学ぶようになってからは
具合が悪くて我慢しても
お互いにばれるようになってしまった…
だから恋音の状態は
私が1番わかるつもり
逆に私の時も恋音は
真っ先に気付いてくれる
お互いがお互いを"監視"しあう
それが私達の状態…笑
だからさっきも柚樹先生、
私のほうが恋音の状態が
わかると思って
よけてくれたんだと思う
心 :「気が済むまで吐いたら
呼んで… 点滴してあげる♪」
恋 :「ふっ 俺は実験台か!?
点滴嫌いだし 点滴なんてしない」
柚 :「恋音、それはだめかな〜
心那が怖いなら華乎がうまいよ」
恋 :「やだ、点滴されるぐらいなら 吐き続けてます」
柚 :「馬鹿かお前は
って…
あ〜ぁ、昼終わっちゃうな〜」
恋 :「すいません」
柚 :「ってわけで俺ら戻るけど
心那ちゃん、恋音見張ってて〜
尋には言っとくから」
心 :「はい、わかりました」
そう言って
柚樹先生と華乎は出て行って
恋音と2人になった


