「う゛――… イタイ…」






「だから言っただろ?」





結真はあきれてる感じで治療していくが


心那はびっくりしているようだった






「恋音、痛いと思うかもしれないけど、深呼吸だ。
ゆーくり、ゆーくり…」





「すー、はー、すーーはーー」








「そうそう、上手だぞ」





と俺の頭を撫でながら



結真は心那を見て






「ちょっと見てて」



と言い残して







診察室の奥に消えた