朝起きても





隣に恋音は居なかったけど







代わりにキッチンの方から
いい匂いがした







私はベッドから降りて






キッチンの方に歩いていくと


味噌汁とベーコンを焼いている
においがしてきたから






ん?




と思いながら




恋音に近づいていった










「なに作ってんの?」






「ん?ベーコンエッグ」





「味噌汁?」






「あさ味噌汁飲むと身体にいいんだよ!」





「知ってるけど…パンに?」







「うん、おいしいよ?」







「恋音偏食だからなー」






「違うし、もしそうだったら心那のがうつったんだな」






「わたしは偏食ぢゃございません」





「はいはい、そうだねー
っほら出来たからはやく食え!」







「うん♪」