「‥たくや、あんたってほんと」 ‥−最低だよ。 私は、その最後の言葉を呑み込んだ。 「よし、できあがりー」 どうよ? と、自慢げにたくやは笑う。 「ん。可愛いじゃん」 私の髪型は、器用にたくやによって編み込まれ、男がやっただなんて誰も思わないであろう完璧な腕前だ。 「‥ありがと」 「いいえー。あ、もう8時になるじゃん」 そう言うたくやと一緒に腰をあげる。