「行ってらっしゃい」



翌日も同じようにれいに見送られ教室を出て着替えた




ことが起きたのは廊下を歩き始めてすぐだった



あたしの耳に聞き覚えのあるバイクの音が響いた


「まさか!!」


あたしは窓から校門をみる



「波夏!」


雄雅たちも来て窓から身を乗り出す




「なんで・・・桜が・・・」


そう


雄雅の言うとおり


バイクの音の正体は秦たちだ





何で来た?



秦の遊び半分?



いや千秋がいてそれはない



何があった?


あたしは頭をフルに働かせるけどわからない




「行くぞ」



夢紅の幹部が動く



それに続いて花園も動き始めた








「秦・・・何がしたい・・・?」





あたしもとりあえず校門に向かった