雄雅が後悔してるのは女の嵐を尊敬していることじゃなくて



あたしの親友を傷つけてしまったこと





「ねぇ


嵐が女でがっかりしなかった?」




「するわけねぇだろ」



雄雅は即答した




「つうかそうだと思ってたし」




「え?」




「前に話したことあっただろ?


嵐に会ったことあるって



その時見てこいつ女だって思ったんだ



俺はそれも含めて尊敬してる



女の身で全国一の桜を背負ってる


ほんとすげぇよ



桜の全員から慕われてる


俺はそんな総長になりたくてフラフラするのやめて


夢紅に入ったんだ



でもまだまだだ


嵐は俺にとって女だろうが男だろうが



嵐なんだ」




雄雅の言葉が嬉しかった