桜舞う





翌日


あたしは授業をサボり屋上にいた


女ってだけであんなになめられるとは思ってなかった



でも気持ちはすっきりしていた



あたしは柵に肘をついて晴れ渡る空を見渡した




「昨日は早退

朝は遅刻で今はサボりか?」



隣に雄雅が来て言う




「昨日はごめん」



「別にいいけどさ



授業受けなくていいのかよ」



その言葉にあたしは笑った



「ここで同じようにサボってる雄雅に言われたくないね




授業は英語だからいいの


いてもいなくても変わらないし」


まぁどの教科もいなくていいんだけど


特に英語は隆黒でもまともに受けたことがない