桜舞う





「さっき言ったよな?


なんで女なんかにって」



秦が口を開いた



「俺たちにとって嵐は


女だろうが男だろうが関係ねぇんだよ


こいつは自分のことを捨ててでも俺たちのために動く


他人のことを最優先で考えられる


そういう奴なんだ


だから例え俺たちが力で嵐に勝てたとしても


こいつを裏切るつもりはないし


何よりも人間性でこいつに勝てる人間はいない



俺たちにとって




嵐は嵐なんだ」



「秦・・・」




幹部の連中が全員うなずく




「俺たちは嵐がいるから全国一でいられる



お前らも海竜を認めることから始めるんだな」





「千秋・・・」



桜の総長で良かった



♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪