「じゃぁお前は海竜に負けて悔しいのかよ?」
秦が言う
「悔しいに決まってる」
違う男が口を開いた
「俺たちは雄雅さんより先に夢紅にいる
にもかかわらず前総長は当たり前のように雄雅さんを総長にしていった
悔しくてたまらなかった」
「だから弱いんだよ」
千秋が呟いた
「は?」
「そのままじゃお前らは一生海竜になんか勝てねぇよ」
「なんだと?!」
殴りかかってきたやつの手を千秋は簡単に止めた
「ケンカってのは
大切な奴を守るためにするもんなんだよ!
嵐の情報を掴んで誰かを見下したいような奴らが
海竜に勝てるわけねぇだろ」
千秋いいこと言う
「悪い
そいつらがどうとかもういいから
まみ返せ」
海が口を開いた



