桜舞う





「海竜たちがまだ見てないことに賭ける」



なるほどね


夢紅が見れなければいいんだ




「秦の提案に乗る



たとえこれでばれたとしても



あたしはまみを見捨てるなんてありえない」




あたしは言った



「了解」


千秋は再びパソコンに向き直った




「幹部の連中に連絡しろ!


全員がたまり場に戻り次第夢紅に乗り込む!」




「りょーかい」



秦が携帯をいじり始めた





まみを連れてったのは夢紅の下っ端



多分雄雅たちの知らない独断だと思う





雄雅ごめん



あたしにとって桜のメンバーは命に代えても守らなきゃいけないくらい




大事なんだ