「雄雅~!



急用できたから帰るね!」



「なら送る」



「大丈夫!」



あたしは駆けだした







教室の机からカバンをひったくるように取って

保健室に向かう





「夢ちゃん!」




「何事?」



「まみが拉致られた!!



だからあたし帰る」



「は?」





理解出来てない夢ちゃんを無視して昇降口に向かう







「まみに手出すなんて



ぜってぇゆるさねぇ」