『昼休みに先輩の男子に呼び出されて



そんなこといつもだからほっといたら



さっき気失ったまみを車に乗せるところが窓から見えたんだ』




「相手の人数は?」




『20人くらいいた』




「まみが誰だか分かってる連中だな



・・・もしかして」



思い当たる節がある





『嵐の噂だと思う』





「くっそ


ゆるさねぇ



あたしは桜に戻る


お前らどうする?」



『俺と千秋だけ帰る』



「了解」



あたしは電話を切った