「はぁー疲れたー」



昼休みになって保健室に逃げ込んだあたしはベッドに飛び込んだ




「嵐の噂聞いたよ



ついに出てきたわね」



「まぁ今までバレてなかったのが不思議だったからいいんだけど



いちいちこの間の黒豹の話であたしに話振るのやめてほしい」





「でも女ってなると急になめられるわよ」



夢ちゃんがコーヒーを差し出す



「サンキュー



だろうね



でも秦や千秋たちの実力は皆知ってる



何とかなるだろ」



「族のトップ3って言われてるもんねぇ


嵐、秦、千秋って」




「夢ちゃんも兄貴もいねぇからな」