「何?」





「頼むから教えてくれ



お前何者なんだ?!」




まだ言ってるよこいつ




「別に隠してないぜ?


ただ周りが思い込んでるだけだ」



海が遠まわしに言う




「確かに



隠してねぇよな



なのになぜか波夏は顔が割れてない」



要が笑う





あたしの耳にバイクの音が響き始めた





「考えな


ここに誰が足りないか」



あたしはほほ笑んだ



「お・・・・お前・・まさか・・・」





そこに夢紅のバイクが登場した