この際頬が切れるのは仕方ない あたしは肘を陣内の腹に入れ手が緩んだすきに抜け出した 腹を抱える陣内のわき腹をさらに殴り最後は・・・ って思ったけど止めた もう伸びかけてるしほっとこ 「てめぇ何者だ!?」 神嶋が叫ぶ あたしは頬を伝う血を手の甲で拭った 「誰でしょう?」 あたしは傍観することにした 伝説の廉と華蓮が族ではなくなった今 秦と千秋は敵なしだ そんなわけで気がついたら立っているのが神嶋だけになった