あたしは唯一奪われていなかった腕時計で時間を確認する 今はもうすぐ6時ってとこ あたしが拉致られたのはおそらく4時少しすぎ あの場所は夢ちゃんがいる保健室から丸見え つまり秦たちにも連絡は行っているはず 「あたしのために動くとしたら 琉桜かな」 あたしの言葉に神嶋もそこにいた他の連中も大笑い 「お前みたいなただの夢紅の連れのために 桜が動く? あり得ねぇだろ」 「はぁ? あたしがいつ夢紅の女だって言った? あたしは夢紅の女じゃないです」 あーキレるギリギリ 頼むから秦 早く!!!!