桜舞う




「お前俺が誰だかわかってんの?


俺は・・・「神嶋仁」



あたしは神嶋の言葉を遮った



「神嶋仁でしょ?


千代谷高校2年

夢紅や花園と肩を並べる族黒豹の5代目総長


強さは噂じゃ海竜と同じくらいって言われてる」



あたしの言葉に一瞬驚いた顔を見せた神嶋だったが

すぐに不気味に笑った



「ただの女子高生がそこまで俺のこと知ってるなんて


俺も立派になったな」




自画自賛かよ



あたしは周りを見回した


この場にいるのは約10人くらい


あたしだけでも余裕で脱出出来る


でもまぁきっと誰かが来てくれるから待ってよっと