「なんであたしが母さんの組織を手伝わなきゃなんねえんだよ」
それもせっかくの夏休みに
「これはまだ確実に決まったわけではないけど
おそらく愁さんは表を廉にそして裏を波夏に継がせるわ」
「え?」
正直あたしはどっちも引き継がないと思ってた
兄貴もいるし夢ちゃんもいる
あたしは幹部くらいに付くもんだとばっかり思ってたんだけど
「廉ひとりじゃ頭が足んないのよ」
「「「はぁ???」」」
その場にいた全員の声が重なる
「学力よ
側近で空也が付いてもおそらくほぼ変わらない」
「お袋さすがにそれはひどいだろ」
兄貴が入ってきて言う
「でもまぁ事実には変わらないですから俺もぶつぶつ言えませんけどね」
空也さんも後ろから現れる
「今の桜乃組の方も仕切ってるのは廉だし信頼性があるのも分かるけど
事実上管理をしてるのは夢華
でも裏の仕事にいつまでも夢華を置いておくわけにはいかないわ
だからおそらく愁さんの決断はそうなるのよ」
なるほどね
兄貴には学力が足りないか
「だから裏に付く前に表が何をやっててどこまで裏で手を出していいのか
記憶しろってことか」
「そういうこと
とてもじゃないけど夏休みだけじゃ無理だろうから
しばらくは琉桜とかけ持ってもらうわよ」
「了解」



