桜舞う




「しばらくは安静にしてなきゃダメだからね

ケンカなんてもってのほかだよ!」


一週間後、問題はなかったけど少しだけ伸びてしまった入院を終え



無事退院の日を迎えたあたしに美緒さんが言う



「分かってます

大丈夫です

あたしが手出さなくても秦もいるし千秋もいますから」



「その前にケンカしなきゃいいでしょ」


「はぁい

お世話になりました」


頭を下げて迎えの車に乗る


今日は親父も母さんもどうしても外せない用事があって来てない


平日だから兄貴はもちろん夢ちゃんも秦たちも来れるわけがない


ってわけで迎えの車だけが病院の前に待ってたってわけ



「このまま隆黒に乗せてってもらっていいっすか?」


「うっす」


車が動き始める