桜舞う



秦や千秋、そしてまみ


アメリカから帰ってきたあたしが仲良くなったのがこいつらで良かった




ケンカだって勉強だってスポーツだって

始めは全て兄貴への反抗心だった


6つも先に生まれた兄貴は当たり前だけどあたしよりも出来るものが多くて

何やっても勝てないのが嫌で

勝てるものが欲しくて頑張ってた


アメリカにいる間はそんなことしか考えてなかった

帰国して秦を初めて殴った時のあの言葉だって兄貴譲りで

あのとき中学生なのにすでに琉桜の幹部で空也さんたちに信頼されてる兄貴を少しでも見返したかった



でも


秦たちと関わるようになっていつからか

自分が持っている全てを

秦たちの為に使いたいと思うようになってた



そして

紅花に行って夢紅のみんなと身近で付き合ってみて


今度は桜の外であたしと言う存在を慕ってくれてる

そんな人の為に動こうと思えた



だから

桜の総長で良かった

紅花に行って良かった


心からそう思った