「えぇ


嵐のおかげで俺は今夢紅にいますから


じゃなきゃ今も変わらず


適当にケンカしてましたよ」

笑って話す海竜を見て俺は本当に波夏を尊敬する




こうやって他人に褒められる、


尊敬される波夏はやっぱり凄いと思う


こういう奴だからこそ俺は負けを認めることが出来た



「秦さんって波夏にいつ会ったんですか?」


海竜に聞かれる


「小学4年の秋かな


あいつがアメリカにいたことは知ってるか?」


「はい



波夏ってどんな小学生だったんですか?」



そう聞かれて俺はまだまだ幼かったあのころを思い出した