コンコン
ドアをノックする
「はい」
俺はドアを開けた
「秦さん!」
起き上がろうとする海竜
「そのままでいい
まだ痛いだろ?」
俺はそう言ってベットの横に座った
他に人の姿はない
たぶん桜と同じで学校に行ったんだろう
顔にはあざと傷
数発しか殴られてはないと思うけど組の奴が殴ったんだからダメージは相当だろう
「波夏は?」
聞かれると思った
「どこまで聞いたんだ?」
「バイクに乗るときに撃たれて昨日の夜が山だったってとこまでです」
「とりあえず山は越えたみたいだけどまだ集中治療室の中だ
後は波夏の気力次第だって廉さんが言ってた」
「そうですか・・・
すみません俺がつかまったせいで」
「お前のせいじゃねえよ
そもそも巻き込んだのは俺達だ
悪かったな」
「いえそんな」
「嵐を尊敬してるんだって?」
なんとなく聞いてみた



