「でも今付けてないだろ?」



俺の言葉に廉さんが首を横に振った



「首だ」


「首?」




「よっぽど落としたくなかったんだろうな


チェーンに通して首にかかってる」




俺はガラス越しに波夏を見た





「・・・バカだな・・・・そこまでしなくても」



「よし


じゃあ海竜君見てきて」



まみに言われる




「・・・・分かったよ」



目を覚ましたら真っ先に報告してやる



俺は海堂雄雅の病室に向かった