「よしっ



撤収!!!」




兄貴が叫びみんなが動き始める




「雄雅は車だ」



あたしは那智たちに言う



「あぁ」



バイクに乗った者から次々に建物を出ていく






「嵐急げ!」



秦に呼ばれる


「あぁ」



そう言って黒崎たちに背を向けた瞬間だった








パーンッ







銃声と共に走る激痛



「「「嵐!!!」」」



秦たちが駆け寄ってくる



あたしは振り向き





黒崎が勝ち誇ったように笑ったのを見て気をうしなった