桜舞う



「嵐!急げって廉さんが!」


秦に呼ばれた


「今行く!


親父行ってくる」




あたしは部屋をかけだした






確かにあたしは紅花に行って桜の重さを知った


嵐という存在を心から尊敬してくれる人がいることも知った


そして何よりも


仲間の素晴らしさを知ったんだ


あたしは何があっても助けなきゃいけない


あたしを尊敬してくれてる仲間を






「夢紅を連れてくるから待っててくれ」


夢紅のたまり場の前に大量のバイクが止まった



「俺も行く」


「俺も」


秦と千秋もバイクから降りた




「サンキュー」


「嵐さん!!」


那智が出てきた


「雄雅を助けに行く



ついてこい」



「はい!!」


中から夢紅の連中が駆け出してくる




♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


『着信;瑞也』



「もしもし?」


『かんなは黒崎のところだ


つかまってる可能性がある』



「分かった



今兄貴たちと向かってるから合流してくれ」


『了解』


「波夏!準備出来た!」


那智が言いあたしが兄貴と目を合わせる



「行くぞ!!」



兄貴の乗った車が先頭になって一気に集団が動く




「待ってろ雄雅



ぜってえに助けてやる!」