桜舞う




「話は最後まで聞け波夏」



あたしは手を離した





「しかし桜華会の頭の独断で



桜乃組と琉桜が動くことを許可する



何としても助けろ」



「よっしゃ



行くぞお前ら!」


兄貴が言いみんなが頷く





「待て!!



これはあくまで人質の救出が目的だ



黒崎と無駄な争いはするな」



「分かってます」




兄貴が頷き部屋を出るとそれにみんなが続く






「波夏」





親父に呼ばれた