「これ見て」 夢ちゃんがパソコンをあたしたちのほうに向けた 『使えそうな女見つけた 名前は水森かんな 桜に潜り込ませた』 ご丁寧に写真まで貼り付けてある 「間違いねえよ」 瑞也が言う 「これ黒崎の専用サイト 日付は4か月前」 なるほどな・・・ 「瑞也白龍でこの女捜してくれ」 兄貴が言う 「分かりました」 瑞也が動く 「あたしも行く」 まみが言う 「は?お前何言って・・・「瑞也まみ頼む」 あたしは海の言葉を遮った 「任せろ まみ行くぞ」 「うん」 白龍とまみが出て行った