「じゃあまた明日


送ってくれてありがとう」


いつも通りマンションの前まで雄雅に送ってもらいバイクを降りる


「気をつけて帰って」


雄雅に背を向けた





「波夏」


「ん?」


呼びとめられて振りかえる





「いやなんでもない


早く入れ」



「・・・うん


ありがとう」



あたしはエントランスに入り雄雅のバイクを見送った








「お帰り」


千秋が玄関から顔を出した


「おう


黒崎動くって夢ちゃん言ってたけどなんかあったか?」



「いや今のところ何も



雄雅たち飲んでるけど来るだろ?」


「あぁすぐ行く」






そう言って飲み始めて3時間がたったころだった