恋を知るまでの距離




放課後になって、私達は近くのカラオケに向かっていた。


隣に並ぶのは、超絶美人の優愛。


超絶イケメンの櫂と奏人。



それに比べて、平平凡凡の私…


場違いですか?


ほんと、あんたら美形すぎる!


道ゆく人々振り返っては、顔を赤く染める。


3人はそんな自然に気づかぬまま、前を歩いている。



鈍感ばっかだ。


注目されてるくらい気付けよ。



一人ぶつぶつ拗ねていると、


「翼、どした?」


櫂が気付いて近寄って来た。


優しい。優しいんだけど!


でも、気付いてよ。


私だけ、浮いてること〜〜!


「櫂、行こう」


もう半分諦めの私、櫂は首を傾げて「わかった」と不思議な顔をしていた。