窓際の特等席



やばい。


私の命ここまでだ。


怖い。


けれど、逃げれる訳でもなく。


そして、私が悪いのだとわかっているから。


よけいに怖い。


いやだ。



またあんなふうに私を睨み付けて怒鳴って、殴って。


もう……嫌!



だけど逃げれない。



たった一人の家族だから。



こんなの家族なんて言えないけど、かえることの出来ない事実なんだ。