「はぁぁぁぁぁ・・・。」

「どしたの?
百合。
朝からため息ばっかり。」

気がつけばお昼になっていた。

「なんでもなーい・・・。」

「うーん、ならいいけど
あんまり無理すんなー。
お腹痛くなるぞー。」

「はぁーい・・・。」

予想的中。
瑠香の言った通り、
5時限目の終わり頃に
お腹がキリキリと
痛み出し、
瑠香が保健室に
連れて行ってくれた。


「やっぱりね♪」

ううう・・・。
とお腹を押さえながら

「瑠香・・・
すまん・・・
6時限目は休む~
って先生に言っといて~。」

「うん。了解。
あんまり無理すんなって
いったじゃーん。」

「うん~。
ごめんね~・・・。」

「保健室の先生いないっぽいから
ベッドで休んどけ~。
ほいじゃーねっ!
お大事に!」

「は~い。」

お腹を押さえながら
ベッドに入る。

あぁ、私って
なんて体質・・・。
本当に悩みだけで
こんなにお腹痛くなるなんて。
最悪~~~っ!


ガラっ。

誰かが保健室に
入ってきたようだ。

瑠香かな・・・。

「瑠香・・・?」

「・・・。」