朝、学校に行く時
いつもは瑠香と
登校するが・・・

~♪(メール着信音)
百合っ!
ごめん!
寝坊したぁ。
先に行っててー!


というメールが
瑠香から
届いていた。

なんて偶然っ。
瑠香の好きな人が
もし優くんだったら
幼馴染って聞いたら
絶対ふくれるから!
だって瑠香って
そういう人だったから。
長い付き合いだから
結構その辺知ってる。

家から出て
5分。

突然右の道から
優くん・・・だけが
出現っ!
あぁ、神様ありがとう。

「あ、優くんおはようっ!」

「あ、昨日の・・・。」

どーも。
という感じで
ペコリと同時に
一礼。

「なんか、久々だねっ。
こうやって優くんと
話すの。」

「え?久々って、
昨日会ったばっかりじゃん?」

プッw
と吹き出す優くん。
・・・じゃなくて!

「え?11年前も
こうやって話したよね?」

「11年前?
何の事?
えっと・・・」

やばい。
これ、完全に忘れてる!
あぁ、穴があったら
入りたい・・・。

てゆーか、ショック!
せっかく会えたと思ったのに。

「厘藤 百合です・・・。
仲島 優さんっ!」

「そうだったw
昨日晃介が言ってたよね。
ごめんね、百合ちゃん。」

なぜフルネーム?
という顔で
笑いながらこちらを
見ている優くん・・・。

「いえ・・・。」

こっちは笑いたくても
笑えない状況なのっ!

「・・・?
大丈夫?また顔赤いよ?」

くくくっw
と笑っている優くん。
この人・・・
誰ーーーーーー!?