「なにそれ‥‥?」 声かけてきたばかりの男の部屋に遊びに行くって。 どういうこと? ――なんか嫌だ、そんなの。 千鶴がわたしを見た。 「わかんねーの?」 無表情なのに、目だけが笑ってるみたいだ。 「わかんないかもな、あんたには」 わかんないよ。 急に細い手が伸びてきて、首筋を捕らえられた。 ぐっと引き寄せられる。 あっという間に。 わたしのくちびるに、千鶴のくちびるが重なった。 温かな吐息。 柔らかな感触。 ちろりとくちびるを舐められて、わたしは悲鳴を上げそうになった。