カチカチカチカチ。
床に無造作に置かれた目覚まし時計の音が響いている。
わたし達は小さなテーブルの前に向かい合って座った。
「‥‥‥」
「‥‥‥」
無言。
これはマズイ。
「ええとお‥‥」
「‥‥‥」
「喉渇いた‥‥かな?」
「勝手に飲めよ」
千鶴がミニキッチンを指さした。
コンロの横にペットボトルが置かれている。
「あ、ありがと」
どうやら千鶴に客をもてなす気はないらしい。
わたしは立ち上がり、ペットボトルを手にした。
飲みかけのサイダーだ。
「あの‥‥コップは?」
「ねーよ、そんなもん」
もうやだ帰りたい‥‥。
