あの日々を忘れない【完】


そう‥‥‥。

視聴覚室を出た所には
だいぶ遅刻した人達が
指導を受けていた。


時間にルーズな雄大は
指導を受けていた。


出た瞬間雄大と一瞬目があった。

とても冷たい瞳をしていた。


早足でその場を後にした。

涙を我慢して。


どうしてあんなに冷たい
瞳をするの?

いつも貴方は済んだ瞳をしてた。

でも最近は結衣に優しいとは
言えないけど、あんな瞳を
向けなかった。


ショックからか哀しみからか
わからない感情が溢れだし
中学の門を出てから涙が
溢れた。