「ばれた?でも、そうでもいわないと、名前で呼ばないだろ。」




「もしかして、名前をよんでほしかったの?」



ふふふふふ。



なんか、かわいい。




「違うし、笑うなよ。」




なんか、そこまでうざくないかも。






「あっ!!もう、お母さん帰ってきてる。帰るね。」



かばんを持って家を出ようとしたとき、




「送っていくよ。」




と、言って瀧が玄関まで歩き出した。




「ありがと。」




ポソっと言うと、



「女の子を、送るなんて当たり前じゃん。」





意外と、優しいところあるんだなぁ。