「へ?」
幼なじみ?
そう言えば少し年の離れた幼なじみがいるって言ってたような?
でも、そう言った後の未来の顔はなぜか切なげだった。
「それじゃあ、先生が幼なじみだったのね。」
「…………うん。」
でも、そう返事をした未来の顔は、俯いていて見ることが出来なかった。
「後で、話があるんだけど………………聞いてくれる?」
弱々しく未来が呟いた。
さっきまでの未来と全然違う。
「当たり前じゃあない!私達は、親友なんだから!何でも話して?」
私は、未来の顔を覗き込むとニッコリと微笑んだ。
「ありがとう!」
未来は、顔を上げるといつもの笑顔で微笑んだ。
良かった~!未来が元気になってくれて………………。
でも、こんな未来を見るのは、二回目の瞳の入院以来だった。
そう言えばあの時、未来はなかなか泣きやまなかった。
もしかして、あの時と似てるのかなぁ~?
「話すのは、良いが昼休みにしとけよ?」
その時後ろから誰かが話しかけて来た。
この声ってもしかして!
私達は、びっくりして後ろを振り向いた。
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