私達は、それからクラスへと入った。
「今日も楓君と一緒だったんでしょう?」
未来は、荷物を置くと直ぐに私の所に来ると直ぐさま聞いて来た。
「うん。」
私は、俯きかげんで答えた。
「何かあったでしょう!」
ドキ
未来は、真剣に私の顔を見つめた。
私は、あまりの事に驚き目を見開いた。
長年一緒にいるだけに未来は、私の小さな表情にも直ぐに気付いてしまう。
「どうして?」
私は、少し笑って言った。
私バレるような事してないもの!
「今日は、朝から悲しそうだし、さっきもボーっとしてたでしょう?」
「え?」
私は、朝からそんなに変だったの?
私は、あまりにも真剣な未来の顔に圧倒された。
「話たいけどここじゃあ無理よ。」
ガタ
私がそう言うと急に未来が立ち上がった。
「立花!行くわよ!早く立って!」
そう言って未来は、私を立たそうとする。
「ちょっと待ってよ!未来一体どこ行くっていうの?!
それにもう直ぐホームルームで!」
「そんなのどうでも良いわよ!」
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