海☆恋





私達は、それからクラスへと入った。



「今日も楓君と一緒だったんでしょう?」



未来は、荷物を置くと直ぐに私の所に来ると直ぐさま聞いて来た。



「うん。」



私は、俯きかげんで答えた。



「何かあったでしょう!」


ドキ



未来は、真剣に私の顔を見つめた。



私は、あまりの事に驚き目を見開いた。



長年一緒にいるだけに未来は、私の小さな表情にも直ぐに気付いてしまう。



「どうして?」



私は、少し笑って言った。


私バレるような事してないもの!



「今日は、朝から悲しそうだし、さっきもボーっとしてたでしょう?」



「え?」



私は、朝からそんなに変だったの?



私は、あまりにも真剣な未来の顔に圧倒された。



「話たいけどここじゃあ無理よ。」



ガタ



私がそう言うと急に未来が立ち上がった。



「立花!行くわよ!早く立って!」



そう言って未来は、私を立たそうとする。



「ちょっと待ってよ!未来一体どこ行くっていうの?!

それにもう直ぐホームルームで!」



「そんなのどうでも良いわよ!」