私は、首を傾げた。
私は、頭に?を浮かべていた。
すると楓は、大きな溜め息をついた。
「お前モテること忘れてないか?」
楓は、少し呆れながら言った。
楓の方がモテるって思うんだけどなぁ。
「私は、平気よ…………誰とも付き合う気なんか無いんだから。」
言っていて悲しくなっていた。
私は、人を幸せには出来ない……………私といては幸せにはなれない。
「お前まだそんな事言ってんのか?」
楓は、少し怒っているようだった。
「私とは、いない方が良いんだよ。」
私は、そう言うと楓の手をを振り払い自転車から降りた。
本当は、こんな事しなくなんか無いよ。
でも…………これも楓の為だから。
「立花!」
楓が後ろから声をかける。
私は、少し後ろを振り向いた。
「ごめんね楓……………また明日。」
そのまま門の中へと入っていった。
楓が何かを言っているようだったが私は、振り返らずにそのまま歩いた。
今、17才の私は後三年か四年間しか生きられない。
一緒にいれる時間何て存在しては、ならない。
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