「苺ちゃん」

声を掛けられ、

振り返った。

「凌也さん・・・」

「最近、メガネ君と

一緒じゃないね?」


「・・・・」

凌也さんのせいなんて

口が裂けても言えなかった。

「今日は、もう終わりだから、

一緒にご飯行こう」


「えっ・・・」

私の言葉なんか無視して、

手を取り、歩き出した。