「やべ…限界かも…。」

「ん?」

「………」

あれ?なんて言ったのか

聞こえなかった。

手を伸ばして触れようとしたけど

……届かなかった。

雛斗が歩き出した。

屋上の扉へ…。

…今避けられた?

何も言わずに雛斗は消えていったのだ。

調子に乗りすぎたからバチが
当たったのかも。