「莉愛、ほらっ。」

「ん?」

葵くんに渡されたのは

あたしたちがよく通っている

レンタルショップの袋。

「莉愛と世羅が好きそうなの
借りてきた。」

「えっ…。」

「昨日借りたやつもうみて、
お前つまんねぇだろ?」

葵くん…。ちゃんとあたしのこと

昔からわかってくれてる。

「ありがとっ…。」

あたしと葵くんはおくれて、

リビングにはいった。