さくらんぼなあたしと王子様

「莉愛チャン…?」

名前を呼ばれて振り向いたら

夕日と重なっている、

葉瑠くん…?

ビクッ!!

葉瑠くんはあたしに近づいて
制服の裾であたしの
涙をふいてくれた。

「なにかあった?」

心配そうな葉瑠くんの顔を
みたらまた泣きそうになった。

「な、なんでもないよ…?」

えへへ、っておどけてみたけど…。

「嘘。もしかして…。」