さくらんぼなあたしと王子様

「莉愛?」

「?!」

ビクンっ!と体が飛び跳ねた。

と、同時に雛斗の姿が見えた。

急に呼ばれた事と寝ていなかった

事実に驚く。

寝ていなかった…、怒られる…!

ガクガク、震えだした足。

「ほんと、ビビりすぎw」

雛斗は、厚い本をパタンと閉じた。

いつもどおり、意地悪く笑う

雛斗を見たら心が少し落ち着いた。

「莉愛、おいで?」

「む、無理っ…!!」

まだ動けない…。

強張っている体はピクリとも動かない。