夏休みの課題もいっぱいだされ、

一学期がおわった。

「莉愛~!
きょう制服のまんまどっかいこ~!」

靴をはきながら世羅ちゃんが言った。

「うっ、」

はっ!!

「あ、ごめんね、世羅ちゃん。
今日用事があるんだ…。」

「そっか~。
しかたないねー。」

ごめんね、世羅ちゃん。

世羅ちゃんについてきてもらうのは

わるいし、なんだかよくわかんないけど

あたしひとりでいこうっておもったんだ。